大手石油会社であるコスモ石油が,5-アミノレブリン酸(5-AminoLevulinic Acid:ALA)の応用可能性を見出し,新規事業として用途開拓や技術開発を進めている。同社は1980年代後半に新規事業模索の過程で,ALAが持つ植物の生長促進作用を発見した。この作用の機能を解明し,生長促進剤として特許化したことによって同社は農業分野での地位を築いた。一方,海外ではALAの医療診断分野などへの応用が模索されはじめ,同社でもALAに育毛効果などがあることなどを発見した。同社は2004年にALA事業センターを設立しALA事業を拡大させる狙いだ。このALA事業に関し,その生い立ちと知的財産部門が果たした役割を見ていく。
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